原作者の井上雄彦が描く圧倒的なリアリティと疾走感溢れるコミックが、テレビ朝日系列でアニメ化された際、制作を手掛けた東映アニメーションが選んだのがBAADの楽曲だった。湘北高校バスケットボール部が繰り広げる青春の鼓動と、イントロの力強いリズムが見事なまでに共鳴した。
江ノ島電鉄の踏切前に立つ主人公・桜木花道と、手を振る赤木晴子。アニメのオープニング映像と楽曲が重なった瞬間、全国の少年少女の心に一生消えない鮮烈な原風景が刻まれた。映像表現と音楽制作のトップランナーたちがタッグを組んだことで、アニメのオープニングという枠を超えた文化現象が誕生した瞬間だった。