対症療法にとどまらず、花粉症そのものの克服を目指す人々から熱い視線を集めているのがアレルゲン免疫療法だ。中でも、自宅で舌の裏にエキスを投与する舌下免疫療法は、小学生から高齢者まで幅広い層に浸透しつつある。
この治療法は、微量のアレルゲンを長期間にわたり体内に投与し続けることで、免疫システムに「危険物ではない」と学習させる画期的なアプローチだ。数年間の継続が必要とされるものの、治療を受けた患者の多くが症状の大幅な軽減や薬の減量を実感している。飛散時期オフシーズンの初夏から開始するのが一般的であり、来シーズンを見据えた長期的な戦略として定着しつつある。