深夜2時。暗闇に包まれた東京都内のオフィスで、堀大輔氏はパソコンに向かい軽快にキーボードを叩いている。周囲のスタッフが睡魔に耐えかねて目を擦るなか、彼の眼光は冴え渡り、疲労の影すら見当たらない。
「睡眠は時間ではなく質、そして技術です」。堀氏は事もなげに語る。日本ショートスリーパー育成協会の代表を務める彼は、20代半ばから独自のトレーニングを重ね、睡眠時間を極限まで削減してきた。彼が提唱するのは、いわゆる遺伝的なショートスリーパーではなく、「後天的に睡眠をコントロールする手法」だ。食生活のコントロールや運動習慣、そして独自の「二度寝防止メカニズム」を組み合わせることで、短時間でもクリアな意識を保てるのだという。