公務において最も視線を集める口元には、肌馴染みの良いローズベージュや落ち着いたコーラルピンクが選ばれることが多い。マットすぎず、グロッシーすぎない「ハーフサテン」の質感が、皇族ならではの上品な華やかさを演出する。
このリップメイクを日常で再現するなら、まず唇の輪郭をリップライナーで自然に整え、口角のくすみをコンシーラーで消しておくことが肝要だ。チークは頬の高い位置からこめかみに向かって、肌に溶け込むようにふわりと楕円状に入れる。血色感をほんのり足す程度に留める引き算の美学が、顔全体の品格を底上げする。