系列高校を選ぶ最大の動機は、いうまでもなく上級校へのエスカレーター進学です。公式発表の資料や学校要覧を精査すると、大阪電気通信大学の内部推薦制度を利用して系列大学へ進学する生徒は、学年全体の約半分から6割前後に達します。
この内部推薦には、高校での評定平均値や出欠状況など一定のクリア基準が設けられているものの、一般選抜の過酷な競争を回避できるメリットは絶大です。さらに制度上の大きなアドバンテージとして見逃せないのが、「系列大学への推薦資格を保持したまま、他大学の受験に挑戦できる併願推薦枠」の存在です。国公立大学や上位私立大学を目指して一般入試に挑み、万が一の場合は系列大へ進学できるセーフティネットは、受験生にとって精神的な防波堤となります。
もちろん、出口は系列大だけにとどまりません。学校が公表している大阪電気通信大学高等学校の進路実績を俯瞰すると、関西圏の理工系私立大や情報系専門学校、さらには関西電力グループや鉄道各社、大手製造業の技術職への指定校求人が毎年豊富に集まっています。「大学全入時代」において就職に直結する技術力を持つ高卒人材は企業の評価も高く、大学進学と就職の両睨みができる柔軟性は同校ならではの強みです。