折板屋根を支える「タイトフレームとは」?役割・工法とサビ対策の真実

折板屋根を支える「タイトフレームとは」?役割・工法とサビ対策の真実

折板屋根を支える「タイトフレームとは」?役割・工法とサビ対策の真実とはどのようなものなのか? 詳しい意味を整理してお届けします。

建築施工管理の現場において、タイトフレームの取付精度は建築基準法および公共建築工事標準仕様書(建築工事編)に厳格に定められた確認必須項目です。手抜きや見落としがあれば、施工後の是正に膨大なコストが生じます。

母屋に対してタイトフレームを取り付ける場合、「隅肉溶接(フィレット溶接)」が基本原則となります。設計図書で指定された脚長(通常4〜5mm以上)を確保し、タイトフレームの底面両端を母屋にしっかり溶接しなければなりません。溶接が片側だけであったり、溶け込み不良(アンダーカットやブローホール)が存在すると、暴風時の引き抜き荷重で接合部が母屋から剥がれ落ちる危険があります。

さらに見逃せないのが「取付け間隔」のルールです。風圧の影響を最も強く受ける屋根の端部(軒先やケラバ付近)では、耐風圧性を高めるために「端部用タイトフレーム」を用い、取付け間隔を一般部の規定値より狭い1,200mm以下(折板形状・設計風圧によりさらに密に配置)に制限するケースが標準的です。鉄骨工事の段階で「タイトフレーム受け」と呼ばれるアングル材をあらかじめ正確な高さで母屋に仕込んでおく下地処理も、不陸(ふりく=凹凸)のない強靭な屋根面を作り上げるために欠かせません。

清水 千尋
著者

清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。