では、実際の視聴者や撮影現場のスタッフは、薄毛の俳優たちをどのように見ているのでしょうか。SNS(XやInstagram)、5ちゃんねる、Yahoo!知恵袋などに寄せられた「禿げてる俳優に対するネットの反応」を独自に分析すると、かつてのような揶揄やからかいの声は大幅に減少し、具体的なスタイリングや色気を称賛する声が大勢を占めています。
ネット上のコミュニティでは、「昔はアイドル的な人気だった俳優が、おでこが広くなってからの方が圧倒的に演技に深みが出た」「変に前髪を下ろして隠していた時期より、おでこを全開にして短髪にした現在の方が10倍かっこいい」「竹中直人や渡辺謙のように、白髪や薄毛をそのまま活かしている方が人間としての器の大きさを感じる」といったリアルな意見が連日のように投稿されています。
こうした世間の評価を裏付けるのが、ドラマ・映画の制作現場で働く技術スタッフやヘアメイク担当者の証言です。都内の主要テレビ局や映画制作現場で20年以上キャリアを重ねるベテランヘアメイク担当者は、現場目線でのリアルな実情を次のように語ります。
「現在の撮影機材はレンズの解像度が極めて高く、頭皮の透け感や生え際の産毛1本まで鮮明に映し出します。もし俳優さんが薄毛を気にして増毛パウダーを過剰に振ったり、不自然なヘアピース(部分かつら)を使ったりすると、屋外ロケの太陽光や雨のシーン、強い照明の下でどうしても違和感が出てしまいます。その点、薄毛を完全に受け入れて地肌を出している俳優さんは、メイク時間も短く、どんな過酷なアングルからの撮影にも一切動じません。カメラマンや照明部からも『顔の陰影が美しく出るから撮っていて楽しい』と絶大な信頼を寄せられています」
つまり、自身の頭髪状態を隠さない俳優は、スタッフに余計な忖度や照明調整の負担をかけないため、現場でのプロフェッショナルとしての評価が自然と高まる構造になっているのです。