母である黒柳朝は、NHK朝の連続テレビ小説『チョッちゃん』のモデルとしても知られるエッセイストだ。北海道滝川市の大人の病院の娘として生まれ、自由奔放な気質と深い慈愛をもって子供たちを育て上げた。封建的な価値観が残る時代において、子供の個性を絶対的に尊重する子育てを実践した先駆者である。
学校で「困った子」と決めつけられた幼少期の黒柳徹子を温かく包み込み、その好奇心を決して潰さなかった朝の存在なしに、今のトップタレントは存在し得ない。母の手記やエッセイに記されたエピソードの数々は、家族の深い絆と愛情の深さを今に伝えている。