「男性芸能人はいつまでも若々しく、痩せていなければならない」というステレオタイプは、近年のエンターテインメント界において徐々に崩れつつある。海外の映画界では、演技のために数十キロの増減を繰り返す名優たちが称賛されてきたが、日本のメインストリームでも同様の価値観が根付き始めている。
松本潤が今回見せた肉体の変化は、日本の男性アイドル出身者が「ビジュアルの美しさ」という呪縛から解き放たれ、一人の人間・俳優として生きていくプロセスを象徴している。痩せていることだけが美德ではないというメッセージは、奇しくもルッキズムに拍車がかかる現代社会に対して、一石を投じる形となった。