国境の島・対馬において、かすまきは観光業を力強く牽引する象徴的なアイコンへと進化を遂げている。対馬市観光物産協会は、港湾施設や空港での特設販売に加え、パッケージのリニューアルや個包装化の推進など、現代の旅行需要に即したブランディングを展開中だ。
かつては一本丸ごとの棹(さお)菓子スタイルが主流だったが、近年は食べ歩きしやすいハーフサイズや、対馬産のお茶や地酒とのペアリングセットなど、新たな商品開発が活発化している。歴史ある和菓子という枠組みを守りつつ、時代の変化に柔軟に適応する姿勢こそが、旅人の足をこの島へ向かわせる原動力だ。