多くのファンが最も気に掛けているのが坂口憲二の現在の病状です。医学的な観点から言えば、特発性大腿骨頭壊死症は原因が特定されておらず、一度壊死した骨組織が完全に元通りになるという意味での「完治」は極めて困難とされています。
しかし、坂口の病状は現在、日常生活に支障をきたさない「寛解(かんかい)」レベルで極めて良好にコントロールされています。徹底したリハビリと体重管理、筋力トレーニングの継続により、関節への負担を最小限に抑える生活習慣を確立しました。
何より彼の回復ぶりを象徴しているのが、ライフワークであるサーフィンへの復帰です。波に乗る姿はSNSなどでも時折垣間見られ、鍛え上げられた精悍な肉体と日焼けした笑顔は、休止直後の車椅子生活を強いられていた時期を知る関係者から「奇跡的な回復」と評されています。痛みと共存しながらも、自らの身体を巧みに乗りこなしているのが現在の姿です。