カーリングのスコア計算が難しく感じられる最大の原因は、ダーツやボウリングのように「投げた石の数だけ加算される加点方式」ではない点にあります。カーリングルール初心者解説において最初に叩き込むべき鉄則は、「各エンドで得点できるのは、円の中心に最も近い石を持つ1チームのみ」という原則です。
競技エリアの端に描かれた同心円は「ハウス」と呼ばれます。その中心にある直径約30cmの最小円は「ボタン(ハウス中心サークル)」と呼ばれ、この中心点からの距離がすべての判定基準となります。各エンド終了時、投げ終わった計16個(両チーム各8個)のストーンの位置を確認し、最も中心に近いストーンを放ったチームがそのエンドの勝者となります。
もう一つの絶対条件が、ストーン有効範囲ティーラインを中心とするハウス内に石が残っているかどうかです。直径約3.66mのハウスの外周(12フィートサークル)に少しでもストーンが触れていなければ、どれほど中心に近くても無効ストーンとなり、点数計算の対象から完全に除外されます。