薬浴で金魚を死なせてしまう失敗には、共通する典型的なパターンが存在します。
最も多い失敗原因は、「薬を原液のまま金魚の真上に直接投入する」「活性炭フィルターを入れたままにして薬効を消してしまう」「可哀想だからと途中でエサを与えて水を腐らせる」の3点です。薬を投入する際は、あらかじめ少量の別容器の水で完全に溶かしてから、水槽全体へ静かに拡散させる一手間を惜しんではいけません。
症状が改善し、5〜7日の薬浴期間を無事に乗り越えた後も油断は禁物です。金魚をいきなり本水槽へ戻すと、水質や水温の急変によるショック(pHショック)で病気が再発したり命を落としたりします。
安全な本水槽への戻し方:
薬浴終了の2日前から、毎日の水換え時に「薬の入っていない新水」のみを足していき、隔離水槽の薬濃度を徐々に薄めていきます。透明に近い状態まで水が入れ替わったら、金魚をビニール袋に移し、本水槽の水面に30分浮かべて水温を合わせます。その後、袋の中に本水槽の水を少しずつ注ぎ入れる「水合わせ」を1〜2時間かけて丁寧に行い、金魚だけを静かに本水槽へ泳ぎ出させます。