成人向け二次創作に厳しい姿勢を示す一方で、公式のゲーム本編における演出は決して禁欲的なものばかりではありませんでした。むしろ開発陣は、全年齢対象(当時のレイティング基準)の枠内で、いかにプレイヤーをドキドキさせるかという「健全なお色気表現」の限界に挑み続けていました。
夏合宿や海デートで披露される各ヒロインの水着イベントCGをはじめ、修学旅行の温泉イベント、雨に濡れた制服の透け感、さらには特定ルートで見られる下着のチラ見え描写など、絶妙なチラリズムとシチュエーションの妙が詰め込まれていました。18禁ギャルゲーのように直接的な性描写に逃げるのではなく、日常の延長線上にある初々しい色気を緻密に描き出したことこそが、当時のプレイヤーの熱狂的な支持を集めた要因です。