ジョンの声帯危機が表面化した際、ネット上では一時「いよいよ活動継続は不可能」「ツアー引退と同時にバンド解散か」といった解散の噂が独り歩きしました。結成から40年を数え、オリジナルメンバーもシニア世代に突入したことで、幕引きのタイミングが訪れたと推測されたのです。
しかし、その悲観論を鮮やかに吹き飛ばしたのが、2024年6月に世界同時リリースされた最新アルバム『Forever』でした。この作品は、単なるメモリアル盤にとどまらず、生命の危機と喉の絶望を乗り越えたジョンの「生への賛歌」が詰め込まれた力作となりました。先行シングル「Legendary」の力強いメロディは、バンドが歩みを止める気など毛頭ないことを全世界に証明しました。
2026年現在、ボン・ジョヴィの公式ラインナップは以下の強固な布陣によって維持されています。
- ジョン・ボン・ジョヴィ(Lead Vocal):バンドの精神的支柱。声帯手術を経て新たなボーカルスタイルを開拓中。
- デヴィッド・ブライアン(Keyboards):結成時からのオリジナルメンバー。ミュージカル『メンフィス』でトニー賞を受賞した辣腕キーボーディスト。
- ティコ・トーレス(Drums):屋台骨を支える重厚なドラマー。70代を迎えてもパワフルなグルーヴを維持。
- ヒュー・マクドナルド(Bass):1994年のアレック・ジョン・サッチ脱退後から長年ベースを支え、2016年に正式メンバーへ昇格。
- フィル・X(Lead Guitar):リッチーの穴を卓越した技術と底抜けの陽気さで埋め尽くした実力派ギタリスト。
これら5名のコアメンバーに加え、プロデューサー兼ギタリストのジョン・シャンクスやパーカッションのエヴェレット・ブラッドリーといった強固なサポート陣がステージを厚く支えており、バンドとしての演奏クオリティと結束力はむしろ過去最高レベルに安定しています。