TBS入社後、彼女を待ち受けていたのは歓迎の声だけではなかった。「ミスコン出身だから採用された」という冷ややかな視線。ネット上の心ない書き込み。技術が未熟なうちは、何をしてもその肩書と結びつけられた。アナウンサーとしての実力を証明するしかない。彼女は人一倍、下調べと発声練習に時間を割いた。
早朝のニュース番組から深夜のバラエティまで、与えられた仕事には全力で取り組んだ。現場のスタッフや共演者からの信頼を一つずつ積み重ねることで、彼女は徐々に「元ミス日本代表」という看板を、「アナウンサー・山形純菜」の実力へと塗り替えていったのだ。