日常のメモ書きや帳簿整理で頻繁に登場する「〃」という記号。手書きにおける同上記号の向きは、結論から言えばカタカナの「ノ」を2つ横に並べる方向が正解です。英語のダブルクォーテーション(“ ”)や引用符と混同されがちですが、日本語の筆記体系においては明確に「右上から左下へ向かって払う」ストロークで構成されています。
チョンチョン記号の向きで迷った際は、この記号の由来を思い出すと間違いを防げます。同じを表す記号の正式名称は「ノノ点(ののてん)」と呼ばれ、印刷用語や文字コード(JIS規格)では「同上(どうじょう)記号」や「Ditto mark(ディトーマーク)」に分類されます。文字通り「ノ」が2つ並んでいる姿に由来しているため、左上から右下へ打ち込む点ではなく、カタカナの「ノ」と同じ筆致で書くのが本来の姿です。
〃の手書き書き順は極めてシンプルです。
- 1画目:左側に、やや小ぶりのカタカナ「ノ」を右上から左下へ軽やかに払う。
- 2画目:その右隣(やや右上がりの水平位置)に、同じ角度・同じ大きさで2つ目の「ノ」を右上から左下へ払う。
バランスを整えるコツは、2本の払いを平行に保ち、下端を揃えることです。点が垂直に立っていたり、逆向き(左上から右下)に寝ていたりすると、記号としての視認性が下がり、雑な殴り書きに見えてしまうため注意を払う必要があります。