ネット上の情報で頻繁に見受けられる「ヒダが多いほど高級で優れている」という言説には注意が必要です。一般的にオーダーカーテンは生地をたっぷり使う「2倍ヒダ(3つ山)」が推奨されますが、すべての窓に最適とは限りません。
奥行きのないスリムなカーテンレールや小窓に2倍ヒダを合わせると、カーテンを束ねた際の「タタミ代(生地の溜まり)」が大きくなりすぎて窓ガラスの開口部を塞いでしまいます。コンパクトな賃貸住宅やシンプルな北欧モダン空間では、あえて生地をすっきり見せる「1.5倍ヒダ(2つ山)」や「フラットカーテン(ヒダなし)」を選択するほうが、部屋を広く見せる効果を発揮します。
【プロの結論】既製カーテンが向いている人・オーダーを検討すべき人の判断基準
カーテン購入で無駄な出費と後悔を避けるための明確な判断基準を提示します。
▼ 既製品(量販店・ネット)を選ぶべき人:
- 賃貸住宅に住んでおり、数年以内に退去する可能性がある
- 窓のサイズが規格内(幅100cm×丈135/178/200cmなど)に収まっている
- 防炎機能や細かな柄合わせよりも、コストパフォーマンスと納期を優先したい
▼ オーダーカーテンを検討すべき人:
- 分譲マンションや戸建てを購入し、10年単位で同じ窓を使う予定がある
- 天井高が高い、あるいは横幅が規格外のワイドサッシである
- 生地の質感、ドレープの美しさ、完全な遮熱・防音性能を妥協したくない