二人の関係が決定的に崩壊した起点は、2016年6月24日に関東信越厚生局麻薬取締部(マトリ)が敢行した強制捜査でした。横浜市内のラブホテルにおいて、元クラブホステスの女性と共に覚醒剤所持および大麻所持の現行犯で高知東生が逮捕されたという速報は、日本中を震撼させました。前年秋に「妻の父親を介護するため」として芸能界を引退していた直後だっただけに、世間の裏切られた衝撃は計り知れないものがありました。
当時、京都の太秦映画村で主演ドラマ『女たちの特捜最前線』の撮影に臨んでいた高島礼子は、事件からわずか6日後の6月30日、急遽単独で記者会見を実施。約30分間に及ぶ会見で、白のスーツに身を包んだ高島礼子は、震える声で深々と頭を下げ続けました。
報道陣のフラッシュが激しく焚かれる中、高島礼子は「本当に申し訳ございません」と涙を拭いながらも、妻としての責任を口にしました。しかし同時に、「彼が深く反省し、どうやって更生していくのかを見極めたい」としつつ、「離婚という選択肢も視野に入れざるを得ない」と沈痛な面持ちで語ったのです。この会見は、単なる謝罪を超えて、ひとりの女性が社会的重責と夫への失望の間で引き裂かれそうになりながら、気丈に現実と対峙した瞬間として記録されています。