岡山県倉敷市で「安産祈願といえば不洗観音寺」と即座に名が挙がる理由は、開基以来1200年以上にわたり培われてきた観音信仰の深さにあります。とりわけ多くの参拝者が気になるのが、祈祷のシステムと費用の実態です。
まず最も重要な基本ルールとして、一般的な安産祈願において事前の日時指定予約は不要です。当日の受付時間(午前9:00〜午後4:00、開門は8:30頃)内に境内の寺務所へ直接赴き、申込用紙に記入して受付を済ませる流れが基本となります。祈祷は一定の人数ごとに本堂へ案内される回次制となっており、平日であれば到着から祈祷終了まで1時間程度で完了します。
授与品に含まれる「腹帯」についても独自の配慮がなされています。寺院オリジナルの清められた晒(さらし)の腹帯を授与されるコースが基本ですが、近年の妊婦の生活様式に合わせて「使い慣れた市販の腹帯・妊婦帯(コルセットやガードルタイプ)」を1点持参し、同時にご祈祷・御朱印加持を施してもらうことも公式に認められています。
祈祷料を納める際は、現金をそのまま出すのではなく、あらかじめ紅白の蝶結びの「のし袋」を用意し、表書きに「祈祷料」または「御初穂料(御布施)」、下段に妊婦本人のフルネームを記載しておくと、受付でのやり取りが非常にスムーズになります。