端的な事実からお伝えすると、みふねたかし公式イラストのアーカイブの中に、性的な意図を持ったアダルト画像やR18素材は1点たりとも存在しません。公式データベースに保管されている2万点以上のイラストを精査しても、法に触れるような猥褻画像や成人指定を受けるような描写は皆無です。
それにもかかわらず、「いらすとやサジェストの真相」としてこのワードが検索上位に定着してしまった背景には、2つの決定的な要因が絡み合っています。1つ目は、作者のみふねたかし氏が描く「医療・風刺・時事ネタ」の中に、文脈を知らないユーザーが見ると一瞬ギョッとするような構図が含まれている点です。そして2つ目が、2010年代半ばからSNSや匿名掲示板で繰り返されてきた、第三者による無断コラ画像やパロディ画像の拡散でした。
検索エンジンのサジェスト機能は、ユーザーが入力したキーワードの頻度や関連検索のボリュームによって機械的に生成されます。「いらすとやにエロい素材はあるのか?」という野次馬的な好奇心から検索を試みるユーザーが後を絶たず、その検索行動そのものがさらなる検索候補を固定化させるという、典型的なサジェストループ現象が引き起こされているのが実態です。このいらすとやR18疑惑の経緯は、素材そのものの問題ではなく、受け手側の検索行動が生んだデジタル上の虚像に過ぎません。