利便性が高い一方で、日常で着用するユーザーからは特有のトラブルや不満の声も多数報告されています。アパレル修理店への持ち込み相談やSNS上のコミュニティ、知恵袋の投稿を徹底検証すると、ドローコード特有の明確な弱点が浮き彫りになってきました。
「洗濯機から取り出したら、コードの端がズボンの内部に完全に吸い込まれて消えていた」「裾のコードを絞ったら余ったループが長くなり、歩行中に反対側の靴のかかとに引っかかって転びそうになった」という切実な声は後を絶ちません。都内の大手お直し工房スタッフへの聞き取り調査でも、パンツの紐に関する修理相談件数は年間を通して上位に入り、全体の約18%が「紐抜けの復元」または「ゴム紐の経年劣化による伸びきり」で占められている事実が判明しています。
また、スタイリング面では「結んだ紐が部屋着っぽく見えてしまい、きれいめなシャツやジャケットに合わせづらい」という見栄えへの葛藤も散見されます。便利である反面、コードの余り寸法の処理や結び目の始末を誤ると、一気に生活感やだらしなさが前面に出てしまう点が、多くのユーザーが直面する現実的なハードルです。