来訪者の胃袋を掴んで離さない最大の原動力が、施設内の食事処で提供されるランチです。道の駅みまの里のレストランでは、美馬の山河の恵みを生かした素朴かつ力強い郷土料理や定食が提供され、週末の昼時には席待ちの列が途切れません。
数ある献立の中で、不動のエースとして君臨しているのが美馬特産の青唐辛子加工品「みまから」を取り入れたメニュー群です。美馬地方で受け継がれてきた伝統の青唐辛子をごま油や調味料とともに丹念に炒り煮にした「みまから」は、ひと口含むだけで突き抜けるような鮮烈な辛さと、噛みしめるほどに広がる深いコクが特徴です。
道の駅みまの里の人気メニュー筆頭に挙げられるのが、特製出汁と甘辛く煮た牛肉に「みまから」をトッピングした肉うどん、そして地場産豚肉の旨味をダイレクトに引き出した丼物です。現地で食事を楽しんでいた徳島市在住の30代男性ドライバーは次のように証言します。
「仕事で四国を回るたびに立ち寄りますが、ここの『みまからうどん』は中毒性があります。最初は強烈な激辛に驚くものの、出汁の旨味と合わさると箸が止まらなくなる。市販の一味唐辛子とは別次元の香ばしさで、ドライブの疲れが一気に吹き飛びます」
さらに、辛いものが苦手な方や小さな子ども連れのファミリー向けにも、地元産コシヒカリの炊きたてご飯と季節の天ぷら定食、徳島名物の阿波尾鶏を贅沢に使った定食など、幅広い選択肢が用意されています。平均予算も800円〜1,300円前後と極めて良心的であり、観光地価格を感じさせない誠実な味とボリュームが、リピーターを増やし続ける決定打となっています。