高校選択において最大の関心事の一つが「出口」の実態です。兵庫県立兵庫高等学校 進学実績は、国公立大学志向の強い関西圏の公立トップ校らしい堅牢な数字を残しています。中でも兵庫高校 京大・阪大合格実績は毎年注目を集めており、京都大学へ10〜20名規模、大阪大学へ25〜35名規模、地元・神戸大学へは40〜50名前後が合格するという、近畿圏屈指の安定感を誇ります。
同校の進学傾向を分析すると、国公立大学全体への合格者数は浪人生を含めて毎年200名近くに達します。難関私立大に目を向けると、同志社大学、立命館大学、関西学院大学、関西大学の「関関同立」合格者は延べ400名超に上り、生徒の多くが難関大学を当たり前に目指す環境が整っています。国公立医学部医学科への合格者もコンスタントに輩出しており、理系・文系を問わず最上位層の厚みは健在です。
一方で、進路指導における兵庫高校の際立った特徴は「現役合格至上主義ではない」という点にあります。学校が特定の大学への進学を押し付けるような管理型の受験指導は行われません。行事や部活動、自治活動に高校生活のエネルギーを注ぎ込んだ結果、第一志望を妥協せずに浪人を選択する生徒の割合が約30%〜40%前後存在する年もあります。この数値は、管理型進学校から見ればリスクと映るかもしれませんが、自分の意志で進路を決定した証左として肯定的に捉える卒業生が少なくありません。