【あつ森】にぎやかなめいがに偽物は存在する?見分け方の真相と元ネタ完全版

【あつ森】にぎやかなめいがに偽物は存在する?見分け方の真相と元ネタ完全版

【あつ森】にぎやかなめいがに偽物は存在する?見分け方の真相と元ネタ完全版について徹底解説いたします。専門家の見解をお届けします。

「にぎやかなめいが」の題材となった実在の絵画は、16世紀北方ルネサンスを代表するフランドルの巨匠ピーテル・ブリューゲル(父)が1560年に描いた油彩画『子供の遊戯』(ウィーン美術史美術館所蔵)です。

キャンバスには、広場や建物の中で遊ぶ200人以上の子どもたちの姿が描かれています。竹馬、馬跳び、樽転がし、シャボン玉、フープ回しなど、確認できる遊びの種類だけでも80種類以上に達します。当時のネーデルラント地方における民俗風俗を記録した貴重な歴史的資料としても名高い作品です。

しかし、美術史的な視座からこの絵画を観察すると、単なる微笑ましい児童画ではないことが浮かび上がってきます。描かれている子どもたちの表情には笑みがほとんどなく、一様に無機質でどこか大人びた虚無感を漂わせています。これはブリューゲルが「世俗的な快楽や権力闘争に狂奔する大人たちの愚行」を、無邪気かつ無意味に遊びへ没頭する子どもたちの姿に重ねて風刺したという解釈が有力です。あつ森ののどかな無人島生活の裏に、こうした骨太な人間批判を秘めた古典名作がさりげなく配置されている点に、開発陣の教養と遊び心が光ります。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。