メディアやネット掲示板では長年、「同世代の二大巨頭だからこそ共演NGなのではないか」「現場でピリピリしているのではないか」といった不仲説が定期的に取り沙汰されてきました。しかし、現場の取材記録や実際の関係性を検証すると、そうした噂は事実無根であることが分かります。
二人の関係性を決定づけたのが、2021年放送の連続ドラマ『ネメシス』(日本テレビ系)および2023年公開の『映画 ネメシス 黄金螺旋の謎』での本格共演でした。主演を務めた広瀬すず(美神アンナ役)に対し、橋本環奈は親友であり物語の鍵を握る天才理系大学生・四葉朋美役として出演。劇中では息の合った掛け合いを披露しました。
当時の制作関係者やインタビュー取材によると、現場での二人は非常に和気あいあいとしており、撮影の合間にもメイクや食事の話題で盛り上がっていたと証言されています。広瀬すずは特番インタビューの中で「環奈ちゃんがいると現場の空気が一瞬で明るくなる」と語り、橋本環奈もまた「すずちゃんの集中力とお芝居の引き出しの多さには刺激を受ける」と公言しています。
なぜ不仲説が流布したのか。その背景には、かつて昭和・平成の芸能界に存在した「看板女優同士のライバル関係を煽るメディアの構造」があります。週刊誌やネットメディアがキャッチーな対立構図を仕立て上げたものの、当人同士の間には確執など一切なく、同世代として過酷な芸能界を共に生き抜く戦友のような絆が形成されています。