セルフメディケーションが普及する現在、漢方薬を「単なる疲労回復サプリ」と同一視して過剰摂取する行動パターンには一定の警鐘を鳴らす必要があります。自身の生体サインを客観的に観察し、真に適応するかを見極める基準を提示します。
清暑益気湯が明確に向いている人の条件
- 炎天下での作業や外出が多く、大量の汗をかいて身体が熱っぽく消耗している人
- 喉の渇きが激しく、冷たい飲み物を欲するが、胃がチャポチャポして食事が喉を通らない人
- 夏になると決まって体重が減少し、午前中から身体が重く手足に力が入らない人
- 熱中症の回復期において、微小な脱水感や倦怠感が尾を引いている人
慎重になるべき・おすすめできない人の条件
- 冷房の効いた室内に一日中滞在し、手足の極度な冷え(クーラー病)が主訴である人(※補中益気湯や真武湯を検討)
- もともと胃腸が極度に弱く、水薬や生薬の苦味・酸味ですぐに下痢を起こす人
- 重度の高血圧症、心疾患、腎機能障害の診断を受けている人(※甘草による電解質異常のリスク)
- 冬季の慢性疲労や、暑さを伴わない過労・睡眠不足に悩む人