噂の東京マガジン地上波終了の理由と現在|後任や見逃し配信まで

噂の東京マガジン地上波終了の理由と現在|後任や見逃し配信まで

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『噂の!東京マガジン』が地上波TBSでの放送終了を発表した際、世間には「打ち切り」という言葉が独り歩きしました。しかし、当時の客観的なデータやテレビ関係者の証言を紐解くと、一般的な番組打ち切りとは全く異なる事情が浮かび上がってきます。

地上波終了直前における同番組の世帯平均視聴率は約9〜11%をコンスタントに記録しており、同時間帯(日曜13時枠)では他局を圧倒するトップ争いを演じていました。数字面だけを見れば終了させる理由は見当たりません。にもかかわらず地上波の幕を閉じた最大の要因は、民放各局が一斉に舵を切った「新世代視聴率(コア視聴率)への全面移行」にありました。

2020年以降、広告主(スポンサー)の需要は「世帯全体の多さ」から「購買意欲の高い13歳〜49歳の男女(コア層)」へと急速にシフトしました。60代以上のシニア層から絶大な支持を集めていた『噂の!東京マガジン』は、世帯視聴率が二桁であっても、局が重視するコア視聴率の獲得という点では営業戦略上の乖離が生じていたのです。

しかし、番組が持つ高いブランド力と視聴者の熱狂的なロイヤルティをTBS側も熟知していました。そのため、単なる番組終了(打ち切り)ではなく、シニア層が主たる視聴者層であるBS-TBSへの移行という、極めて異例かつ戦略的な救済措置が取られたというのが真相です。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。