西城秀樹『情熱の嵐』の衝撃!元祖ヒデキコール誕生の真相と熱狂の証言

西城秀樹『情熱の嵐』の衝撃!元祖ヒデキコール誕生の真相と熱狂の証言

西城秀樹『情熱の嵐』の衝撃!元祖ヒデキコール誕生の真相と熱狂の証言の主要なニュースをコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。

日本のコンサートシーンにおける応援コールやコール&レスポンスのルーツを辿ると、必ずこの『情熱の嵐』に行き着きます。曲中のキメフレーズである「君がのぞむなら」の直後に、客席から一斉に放たれる「ヒデキ!」という叫び声——いわゆる西城秀樹のヒデキコール由来には、当時の現場ならではの劇的な背景がありました。

このコールは制作陣があらかじめ仕掛けた演出ではありませんでした。公開生放送やコンサートの現場において、あまりの熱狂から感情を抑えきれなくなったファンが、歌の合間のわずかなブレイク(休符)に衝動的に名前を叫んだことが発端です。当時の公開番組では、観客が歌唱中に叫ぶ行為は「演奏の妨害」と見なされる傾向がありましたが、西城秀樹はその叫びを拒絶するどころか、満面の笑みとダイナミックなアクションで受け止めました。

当時の特番インタビューや回想録によれば、西城自身が客席の熱量に呼応し、コールが入るタイミングでマイクを客席に向けたり、アイコンタクトを送るなどして一体感を高めていったと証言されています。この相乗効果を目の当たりにしたスタッフ陣も、放送音源のミキシングにおいてファンの歓声を積極的に拾い上げる手法を採用し、結果として「観客の絶叫が楽曲の一部になる」という前代未聞のライブスタイルが完成しました。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。