このキャラクターを語る上で欠かせないのが、声優陣による圧倒的な存在感だ。英語版でライアン・レイノルズが見せたマシンガントークとコメディセンスは、映画業界全体に「大人も楽しめるポケモン映画」という新鮮な驚きを与えた。彼の口調と「しわしわ顔」の相乗効果は抜群で、劇中のテンポ感を決定づけている。
一方、日本語吹き替え版を担当した西島秀俊の演技も絶品だった。低音で渋みのある声調でありながら、どこか抜けた愛嬌を感じさせるボイスパフォーマンス。彼が演じることで、「しわしわ」な表情に漂う切なさと可哀想さがより一層際立った。日米双方のトップ俳優が吹き込んだ熱量こそが、国境を超えて愛される立役者となったのだ。