森本レオの声の仕事として、多くの日本人の記憶に刻まれているのが『きかんしゃトーマス』の初代ナレーション(フジテレビ系『ひらけ!ポンキッキ』内など)です。1990年から2004年までの第1シリーズから第8シリーズにわたり、すべてのキャラクターのセリフと語りを一人で演じ分けました。機械である機関車たちに温かな命を吹き込んだその声は、子育て世代を含む数多くの視聴者に深い安らぎを与えました。
声優・ナレーション分野における主な実績は多岐にわたります:
- 『きかんしゃトーマス』:初代ナレーターとして約14年間にわたり全キャラクターの声を担当
- アニメーション声優:『宇宙戦艦ヤマトIII』の土門竜介役や、スタジオジブリ作品をはじめとする劇場アニメへのゲスト出演
- TVドキュメンタリー・CM:静かで説得力のある語り口で、企業のイメージCMや文化教養番組のナレーションを多数歴任
- 朗読劇・舞台活動:晩年に至るまでライフワークとして言葉の響きを伝える朗読イベントを定期開催
特に晚年まで情熱を注いでいたのが朗読劇の活動でした。派手な舞台装置に頼らず、肉声ひとつで観客の想像力を広げるステージは、森本レオという表現者の真骨頂であり、表現者としての誇りを最後まで持ち続けていました。