野球は、両チームが攻撃と守備を交互に行う「イニング(回)」で構成されています。先攻チームが攻撃する時間を「表(おもて)」、後攻チームが攻撃する時間を「裏(うら)」と呼び、3つのアウトを取ることで攻守が交代します。
一般的な試合が9回まで行われるようになった歴史は古く、19世紀半ばのアメリカで「21点先取したチームが勝ち」という旧来のルールから、試合時間が読めない問題を解消するために「9イニング制」が制定されたことが発端とされています。時間制限ではなく、決められたアウトカウント(9回×各3アウト=合計27アウト)を奪い合う独特の構造こそが野球の醍醐味です。
なお、9回裏の時点で後攻チームがリードしている場合、その時点で試合終了(9回裏は行わない)となります。また、9回裏の攻撃中に後攻チームが勝ち越し点を奪った瞬間に勝利が決まる「サヨナラ勝ち」のルールも、この表と裏の仕組みから生まれています。