ラビューの座席おすすめ完全版!巨大窓を満喫する神席と予約の罠

ラビューの座席おすすめ完全版!巨大窓を満喫する神席と予約の罠

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特急ラビューに乗車する際、初心者が最も混乱するのが西武池袋線特有の運行ルートです。列車は池袋を出発すると下り方面へ直進しますが、中継地点である飯能駅で進行方向が完全に逆転(スイッチバック)して西武秩父へと向かいます。この運行形態が、1号車と8号車の居住性や利便性に決定的な差を生み出しています。

池袋駅を発車する時点では、1号車が先頭、8号車が最後尾です。しかし飯能駅に停車した瞬間、エンド交換が行われ、今度は8号車が先頭となって西武秩父駅へと向かいます。池袋〜飯能間が約40分、飯能〜西武秩父間が約40〜45分と、乗車時間はほぼ半々です。

このスイッチバックに伴い、車内放送で「座席の向きをお客様ご自身でお回しください」と案内が入ります。座席足元のペダルを踏んでシートを回転させれば簡単に前向きに直せますが、グループ客以外の一人客同士が前後で座っている場合、「前の人に声をかけていいものか」と躊躇し、結果として飯能から先を後ろ向きのまま走行してしまう乗客が後を絶ちません。後ろ向き走行による乗り物酔いを防ぐためにも、周囲とアイコンタクトを取りながら速やかにシートを転換するのがスマートな乗車マナーです。

では、両端の先頭車両である「1号車」と「8号車」はどちらを選ぶべきなのでしょうか。特徴を比較すると以下の違いが浮き彫りになります。

池袋駅での乗車時、特急ホームの改札口は編成の池袋寄り(8号車側)に位置しています。そのため、池袋駅での乗降を最もスピーディーに行いたいなら8号車が圧倒的に便利です。発車直前に滑り込む場合や、池袋到着後に山手線や地下鉄へ素早く乗り換えたいビジネスパーソンには8号車が支持されています。

一方、終点の西武秩父駅では、改札口および駅直結の温泉施設「祭の湯」に近いのは編成前方となる8号車側です。結果として、観光動線においても8号車は終始利便性が高くなります。対して1号車は、ホームの端まで長く歩く必要がありますが、そのぶん人の往来が少なく車内が非常に静寂に保たれるという大きなメリットを持っています。静けさを最優先する大人の休日旅には、あえて1号車を指名買いする価値が十分にあります。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。