最終日のバックナイン、誰もが息をのむ緊迫した展開から勝負は動き出しました。首位と3打差を追う展開でスタートした最終組の攻防は、16番のパー4で一気に緊迫度を増します。ピン筋を正確に射抜いた完璧なセカンドショットから沈めたバーディによって、首位に並びかける執念の追撃が実を結びました。
勝負の行方は正規の18ホールでは決着がつかず、手に汗握るプレーオフの結末へと持ち込まれました。冷たい横風が吹き抜ける18番の繰り返しで行われたサドンデス。ピンチを迎えながらも驚異的なリカバリーショットを披露し、最後は冷静にウイニングパットを沈めた瞬間、スタンドからは割れんばかりの拍手と歓声が沸き起こりました。
プレッシャーを跳ね除けて大逆転劇を成し遂げた勝者の勝負強さはもちろん、最後まで果敢にピンを狙い続けた敗者の戦いぶりも見事であり、ギャラリーを熱狂の渦に巻き込む屈指の名勝負となりました。