家族構成によっても、大根の葉の取り扱いには異なる注意深さが求められます。特にデリケートな乳幼児、妊娠中の女性、そしてペットへの給餌には固有のリスクが存在します。
まず離乳食として大根の葉を与える場合、初期(生後5〜6ヶ月頃)は避けるのが無難です。繊維が硬く消化器官に過度の負担をかけるため、早くとも中期(生後7〜8ヶ月頃)以降、それも繊維の柔らかい葉先のみをしっかりと茹でこぼし、すりつぶしてペースト状や極細かく刻んだ状態でごく少量から試す必要があります。
妊婦への影響については、葉酸や鉄分が豊富であるため適切な調理を行っていれば心強い栄養源になります。ただし、妊娠中はホルモンバランスの変化によって胃腸の機能が低下しやすく、下痢や胃痛が子宮収縮を誘発する恐れがあるため、生食は完全に避け、必ず下茹でしたものを適量食べる配慮を心がけてください。
そして最も警戒しなければならないのが犬や猫などのペットです。大根の葉に含まれるカルシウムやマグネシウム、シュウ酸は、犬や猫の体内で結晶化しやすく、尿路結石症(シュウ酸カルシウム結石やストルバイト結石)を引き起こす引き金になります。特に一度結石を患った経験のある個体には重大な疾患リスクとなるため、「無農薬だから」「茹でたから大丈夫」と安易にペットフードへトッピングすることは避けるべきです。