アフリカヤマネ市場でいま最もマネーが動く領域、それが毛色の遺伝変異を固定化した「モルフ」の世界だ。野生種に近い茶褐色の「ノーマル(アグーチ)」に対し、白とグレーが斑状に入り混じる「パイド」は2万5,000円から4万5,000円、全身が透き通るような淡い色合いの「ホワイト」や「シナモン」は5万円以上の高値で取引される。
さらに、全身が純白で黒目の「リューシスティック」や特定ブリーダーが血統管理する極美個体には、10万円近いプライスタグが付けられることもある。カラー別の相場格差は歴然だ。毛色の珍しさだけで価格が数倍から十倍近く跳ね上がる現象は、鑑賞価値を極限まで追求するマニア市場の熱狂をそのまま映し出している。