「等々力渓谷に行ったら立ち入り禁止のロープが張られていて歩けなかった」という現地を訪れた方の声がSNSや旅行口コミサイトで散見されます。東京都有数のオアシスで一体何が起きているのでしょうか。
発端は2023年7月に発生した樹木の倒木事故です。渓谷沿いの斜面から巨木が遊歩道へ倒れ込み、幸いにも人的被害は免れたものの、一歩間違えれば大惨事につながる危険な状況でした。等々力渓谷の斜面地には樹齢を重ねた大木や急斜面に根を張る樹木が多く、近年全国的に問題視されている「ナラ枯れ」や豪雨・猛暑による樹勢の衰退が懸念されていました。
世田谷区は来園者の生命と安全を最優先とし、発生直後から渓谷底部の遊歩道(ゴルフ橋〜等々力不動尊下〜第三京浜付近)を全面的に通行止めにする緊急措置を実施。専門家を交えた詳細な樹木健全度調査および法面(斜面)の地質調査に着手しました。