ドン=フリークスが保有する念能力の強さは、これまで作中に登場したどの実力者をも凌駕する次元にあると推測されます。近代兵器すら通用しない五大厄災が闊歩する環境下で、300年以上にわたり単独、あるいは少数グループで生存し、なおかつ学術的記録を執筆し続けるだけの精神的・肉体的余力を残しているからです。
人類側のトップランカーおよび暗黒大陸関係者との客観的なデータを比較整理すると、ドンの特異性が浮き彫りになります。
ネテロ会長は青年期に非公式で暗黒大陸へ足を踏み入れましたが、「ここには勝つべき相手はおらず、自然そのものとの闘いがあるだけだ」と悟り、人間同士の武の追求へと引き返しました。対照的にドンは、その理不尽な自然や厄災と向き合い、それらを克明に観察・記録することを選びました。純粋な打撃力や破壊力ではなく、環境を味方につけ、あらゆる脅威をいなすサバイバル特化型の能力であることは間違いありません。