AAA級の大作が巨額の予算と数年の開発期間を投じる一方で、個人の作家性が爆発するインディーゲームの存在感は年々高まっている。Steamのストアフロントには毎日膨大な数のタイトルが並び、ユーザーが珠玉の逸品に出会う難度はかつてないほど高くなった。そこで頼れる水先案内人となっているのが同メディアのキュレーションだ。
ただ売れ筋を追うのではなく、鋭い作家性や実験的なゲームデザインを持つタイトルをいち早くフックアップする。インディーゲームを単なる小品としてではなく、かつてのサブカルチャーが持っていたカウンター精神の継承者として捉える眼差し。それはアニメ、漫画、インターネットカルチャーを横断してきた独自の嗅覚があればこその視座だ。