現場の風景が一変した背景には、100年に一度とも称される新宿駅西口地区再開発の経緯があります。長年西口のシンボルだった小田急百貨店新宿本館閉館の影響により、2022年秋から本格的な解体工事がスタート。地上48階・高さ約260メートルの超高層複合ビルを建設する壮大なプロジェクトが2029年度の竣工を目指して進行しています。
この大工事に伴い、歩行者デッキや地下通路の動線は定期的に変更されており、かつての地上動線は大きく制限されました。かつて百貨店入口付近にあったトラベルサロンや観光案内機能は散り散りになり、地上から地下への迂回を強いられる構造になっています。これが旅行者の間で「センターが完全消滅した」と誤解される最大の要因です。
小田急電鉄は再開発期間中のインフラ維持として、案内カウンターを地下改札周辺へと移設しました。しかし、駅構内の構造が日々変化しているため、数年前に新宿を訪れた記憶を頼りに歩くと確実に迷子になるトラップが点在しています。