記憶に新しい最新写真集のロングヒットは、彼女の表現力が一過性のブームではないことを証明した。異国のロケーションで見せた開放的な表情から、静謐な室内で切り取られた繊細な瞬間まで、一冊の中に盛り込まれた振れ幅の大きさは目を見張るものがある。
ページをめくるたび、息をのむような緊張感と、包み込まれるような温もりが交互に押し寄せる。単にスタイルや美しさを誇示するのではなく、その場の空気感や温度、匂いまでもフィルムに閉じ込めたかのような質感。撮影に際して徹底したセルフプロデュースとボディメイクを重ねたというプロ意識が、1カットごとの強度に繋がっている。