人間を標的とするような異常な捕食行動は、なぜ引き起こされるのか。オーストラリアのオズボーン研究所をはじめとする世界的権威であり、野外生態学の第一人者であるリチャード・シャイン教授らの研究チームは、ヘビの視点からの分析を提示している。
専門家の緊急解説によれば、ヘビにとって人間は本来の主食ではない。しかし、夜間や視界の悪い環境下で屈んで作業をしている人間は、彼らの主食であるイノシシやシカといった中大型哺乳類と体温やシルエットが酷似しているという。不意に接近した人間に対し、本能的な伏兵型の攻撃が誘発されることで、凄惨な食害事故へと発展してしまうのだ。