日本赤十字社での勤務は、決して名誉職としての客客扱いではない。常勤嘱託職員として青少年・ボランティア課などに配属された背景には、自ら社会の課題に向き合いたいというお気持ちがあった。職場の同僚によれば、書類の作成やイベントの準備にも自ら手を取り、周囲への気配りを欠かさない姿勢が定着しているという。特別扱いを望まず、一人の組織人として真摯に業務を遂行する様子は、職場の士気を大いに高めている。
この「働く姿」は、同世代の若者にとっても親近感の源泉だ。大学を卒業し、社会に出て揉まれる若年層と同じ視線を共有しているという事実が、皇室と国民との距離をぐっと縮めた。過度な演出を排した日々の積み重ねこそが、確固たる信頼の基盤をつくり上げている。