高校時代、アメリカンフットボール部で関東大会ベスト4に輝くなどスポーツに青春を捧げた二人。春日は真面目に学校生活を送り、日本大学への内部推薦を難なく手に入れた。商学部に通いながら、将来は普通に就職するつもりで簿記やマーケティングを学ぶごく普通の学生生活を送っていたという。
対照的だったのが若林だ。高校時代は泥臭く練習に励む一方で、どこか冷めた視線で周囲を観察するタイプ。内部進学の基準を満たせず一浪を選択した。1年間の浪人生活を経て掴み取った東洋大学文学部での日々は、彼にとって「自分は何者なのか」を問い続ける時間となる。文豪たちの作品に触れ、言葉の持つ力や人間の愚かしさに思いを馳せる日々。この文系的な思索の時間が、のちに彼が書くエッセイの文才や、独創的な漫才のネタ作りの骨格を形作ったことは疑いようもない。