児童が通う小学校の通学路は、日中は人通りのある住宅街だ。しかし、公園裏手に位置する街頭の少ない直線道路だけは、以前から地域で危険箇所と指摘されていた。保護者・目撃者の証言によれば、当日の午後3時半過ぎ、いつもと変わらない様子で友人と別れた児童が一人でその区間に向かう姿が確認されている。
「いつもの元気な挨拶を交わした直後だった。普段ならまっすぐ家に帰るはずなのに、少し何かを気にするように後ろを振り返っていた」と、近所に住む目撃者は語る。保護者も「普段から約束の時間を破る子ではない。持ち物にも異変はなく、自主的な家出とは考えにくい」と涙ながらに訴える。日常の風景の中で突如として途切れた足取りに、捜査本部の緊迫感は最高潮に達している。