建築設計の白眉とも言える1階の「大屋根広場」は、都市における公共空間の理想形を示している。半屋外の空間は雨天でも心地よく過ごすことができ、街に対して広く開かれた構造が心理的な障壁を完全に払拭している。
週末にはオーガニックマルシェやアジアの夜市を彷彿とさせるクラフトイベントが立ち上がり、平日とは一転した活気に包まれる。テラス席のベンチで緑を眺めながら過ごす時間は、高層ビルが立ち並ぶ都心にいることを忘れさせるほどの解放感をもたらす。コンクリートのジャングルに打たれた「息抜きのための句読点」として、広場は人々を惹きつけて離さない。