リメイクにあたって最大の注目点は、日韓のカルチャーギャップをいかにドラマに落とし込むかだ。韓国版におけるマザコンかつ自己中心的な夫の描写は烈火のごとき怒りを買ったが、日本の職場や家庭における「無自覚なモラハラ」や「マウンティング」の空気感は少し質が異なる。
日本版では、一見すると優しく真面目だが裏でジワジワと妻を追い詰める「静かな毒夫」としてのリアルさが強調される見込みだ。会社での同調圧力や「空気を読む」文化が裏切りのトリガーとなる展開など、日本の視聴者が我が事としてゾッとするようなサスペンス要素が補強される。