強風と急激な視界不良は、千葉と都心を結ぶ大動脈を容赦なく麻痺させる。沿線防風柵の強化が進んだJR京葉線だが、秒速20メートルを超える横風や雷雲接近に伴う突風リスクには慎重な運行管理を崩せない。朝の通勤ラッシュ時間帯に運転見合わせが発生した際の混乱は、今や周辺路線全体へと連鎖する。
さらに切実なのが東京湾アクアラインだ。橋梁部における強風規制は物流トラックの運行スケジュールを乱し、海ほたるパーキングエリア周辺の閉鎖もしばしば起きる。「風の通り道」である東京湾口の状況は、気象アプリの数値データ以上に素早い判断をドライバーに要求しているのが現状だ。