鞆の浦はまた、幕末の志士・坂本龍馬ゆかりの地としても歴史ファンを惹きつけてやまない。いろは丸沈没事件の際、龍馬らが交渉の場とした町家が現存しており、激動の時代へ思いを馳せることができる。歴史の重厚感と海沿いの美しいロケーションが同居するこの地域は、映像制作者にとっても格好のキャンバスとなっている。
映画『るろうに剣心 京都大火編』をはじめ、世界中にファンを持つNetflixの話題作まで、数多くの映像作品でロケ地巡りの聖地として選ばれてきた。歴史的な雰囲気を今に伝える港の佇まいは、画面越しに見たあの名場面の空気感をダイレクトに伝えてくれる。物語の主人公になったような気分で街を歩く体験は、格別の高揚感を与えてくれるはずだ。