1990年代半ば、日本のアメカジブームは加熱の一途をたどっていた。その中心にいたのが木村拓哉だ。古着屋に通い詰め、自らの感性で選び抜いたヴィンテージデニムをテレビ番組や雑誌でさらりと穿きこなす姿は、当時の若者たちにとって絶対的なカリスマとして映った。
彼が愛用したジーンズの中でも、特別な位置を占めるのがリーバイス 501である。伝統的なボタンフライ仕様、洗練されたストレートライン、そして長年穿き込まれることで刻まれるヒゲやアタリ。デニムが持つ本来の魅力を、彼は計算された無造作さで引き出してみせた。